スリッページの現実

スプレッドの有利さにつられて取り引をすると、大きなスリッページに愕然とする内容の書き込みが多く見られます。どこの業者の書きこみもそれが中心なのですが、DMM.com証券は、その比率が非常に高いように思えます。

例えば、3銭の利益を確認にして成り行き注文決済したところ、逆に3銭損で決済されてしまい唖然としたというような投稿を見かけました。実に6銭のスリッページになります。これは成り行きの話ですが、指し値決済の場合はもっとひどいということです。

スリッページの仮説

こんなことが何故起こるのでしょうか。一説によると業者の故意の売買操作という意見があります。通常、顧客が出した注文は、インターバンク市場に注文されるのですが、そうではなくて業者内の顧客どうしで売買を成立させて、インターバンクには注文していないということです。業者の顧客どうしであれば売りと買いが同じ金額になるので、いわゆる両建てになり、業者としてのリスクが回避できます。

しかし、業者内の顧客の注文金額が必ずしも一致するとは限りません。そのような時はどうしているのでしょうか。それはマッチングしない分だけインターバンクに注文をだしているのです。

例えばAさん:ドル/円を10000通貨売り、Bさん:ドル/円を20000通貨買いの場合、AさんBさんの注文を業者内で売買し、ドル/円10000通貨買いのオーダーをインターバンクに注文します。業者内で売買の場合、相場とは無縁になります。基本的にどれだけ損が出ても決済権限は顧客にありますが、損がかさんでいくとやがてロスカットという規制がかかりますので、顧客の意志とは関係なく業者の意志で決済ができます。

リスク回避のからくり

インターバンクに未注文分は、レート操作で顧客に損を押しつけることができる仕組みとも言えます。このようなことは表面上まったくわからないし、証明しようもないので、野放しで行われているとも言えます。なので、上級者の「おかしい」の書きこみが目立つ業者は要注意ということになります。

DMM.com証券はその比率が高いようにも思えますが、そのようなことが日常化していて、2010年FX取引額ナンバーワンになれるのかという疑問も逆に沸いてきます。このような疑惑があるにしても、結局のところ、DMM.com証券は、狭小スプレッドキャンペーンによる顧客満足度が相対的には高く、初めてのFXという意味ではその役割を果たし、その普及に貢献しているのではないかと推察されます。

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